【開催報告】「意思決定(自己決定)支援、どのように取り組んでいますか」1/18開催 第2回進路部会(令和3年度)
令和4年1月18日(火)17:00~第2回進路部会を開催いたしましたので、報告いたします。
第2回部会も急遽オンライン開催に変更
コロナ感染が拡大する中で、8月に開催した第1回はオンラインでの開催と致しました。第2回の準備をする中で、皆様と直接顔を合わせて話し合いをしたいとの希望もあり、オンラインと集合形式を合わせたハイブリッドの方式で開催を予定しておりました。
前日まで、ハイブリッドでの開催で準備をしておりましたが、オミクロン株の感染が急激に広がり、神奈川県でまん延防止重点措置が発令されるという情報を受け、急きょオンラインのみでの開催と変更させていただきました。
当日の変更にもかかわらず、会場へお越しいただく方々もオンラインでの参加を了承していただき、本当にありがとうございました。何とか皆様に協力していただき、無事に開催することが出来ました。
「意思決定(自己決定)支援、どのように取り組んでいますか」
第2回部会のテーマ「意思決定(自己決定)支援、どのように取り組んでいますか」で出席者の皆様とグループワークを行いました。
このテーマは、第1回部会「次の生活を考えるとき、私たちにできること・・・」開催後、幹事での振り返りの中で、「次の生活」に進むときは、本人の希望やアクションが必要であることを再認識しました。その「本人の希望や気持ち」を支援する私たちは、どのようにかかわっているのか、どのような所に難しさを感じているのかについて、出席いただいた皆様から、それぞれ取り組みを共有し、課題や難しさについても話を深めていければと考え、第2回のテーマとして設定いたしました。
当日は、43名の方にご参加いただき、6グループに分かれてグループワークを行いました。
グループでは、それぞれの機関での取り組みを共有し、「意思決定(自己決定)支援」をしていく中での、課題や難しさについても、話し合われました。
まとめを行う時間はありませんでしたが、グループワークの中では、
- 経験を積んでいくこと、その経験を継続する環境づくりが必要
- 支援者が本人の意思確認の課題と向きあっていく
- 選択するということの難しさ
- 保護者の思いと本人の思いをどのようにすり合わせていくのか
等々の話が出ていました。
事後アンケートでも、
「難しいテーマだがとても重要であると考えている。」
「選択は卒業時だけではない。」
「日常の様々な場面で意思決定が大切ということを感じた」
等のご意見をいただいています。支援者にとって、忘れてはいけない視点であるとあらためて確認することができたグループワークでした。
部会の名称について検討していきます
また、「進路部会」という部会名称について、提案をさせていただきました。
学校卒業から社会人になる方々を中心に「移行支援」について考える部会として発足して活動してきましたが、「進路」という言葉が学校主導というイメージがあるということから、学校と事業所が一緒に考える・取り組むことがイメージできる部会の名称について検討することに致しました。皆様の意見をいただきながら今後検討していく予定でおります。