【開催報告】10/5開催 第2回精神部会(令和5年度)

「防災についてみんなで考えよう」

 令和5年10月5日(木)14:00~16:00かけはし都筑で第2回精神部会を開催致しました。
 当日は、当事者8名を含む37名の方にご参加いただきました。当事者の方も事業所の方と一緒にお越しいただき、意見交換をしました。

防災に備えて、どんなことをしているの?(発表)

①都筑区役所 総務課 危機管理・地域防災担当係長より

 「都筑区防災・生活マップ」「浸水ハザードマップ」等のご紹介と事前に「防災についてのアンケート」へのお答えをして下さいました。
 最低3日分の備蓄が必要なこと等を教えていただきました。トイレットペーパーは、発災時供給不足が起こってしまうことが多いそうなので、多めに備蓄をした方が良いそうです。
 また、土砂災害時と洪水時の避難場所が違うそうです。区役所にマップは配架されておりますので、ぜひお手に取っていただき、ご確認ください。

『ビオ茅ヶ崎、テラ都筑 職員と入居者さんより知っておきたい緊急の備えと対応』

 「職員の不在時の訓練」「災害時の備え」についてお話いただきました。
 夜間職員不在のホームですので、職員不在時を想定して、備蓄品がどこにあるのかゲーム感覚で確認をしたそうです。その結果、職員がいないとわからないということが判明し、個々で防災リュックを用意することになったそうです。また、個々で備蓄品が違う為、入居者さんと話合い、何が必要なのか確認を毎月行っているとのことでした。
 ご本人の状況、状態も変わるので必要な備蓄も多少変化します。やはり確認をしながら、いざという時の為の備えをしておくことが必要不可欠ということを考えさせられました。

③地域活動支援センター アモリール職員さんより

 事業所は、5階にある為、避難ルートの確保、確認であったり、発災時に数日事業所に留まらなければならないことも想定し、エアークッションを用意しているそうです。
 事業所の立地、設備により、準備しておくことが違うので、職員同士でも確認し、そこに利用者も加わり訓練を実施していくことの大切さを感じました。

グループトークで意見交換!!

 4グループに分かれて意見交換をしました。どのグループにも当事者の方にお入りいただき、3.11の時のお話であったり、「今後どう備えていこう。」「心配なことは?」といった意見交換をしました。

 みなさん共通して心配をされていることは、

  • 事業所や家ではないところで発災をしたときにどこに避難をしたらよいのか。
  • 避難場所等をどのように探したらよいのか。

 ということでした。 

 発災時は、みな混乱してしまうので、移動をすることは危険を伴うことにもつながります。まずは、状況の把握をすることが第一です。そして、無理な避難をするのではなく、自宅や施設で何日間か過ごせるための備え(自助)をしておくことが大切です。
 今回、当事者の方も参加していただき、心配なこと、気になることを共有し、それぞれが防災について必要なことを再認識できる場となりました。

 今後も防災の意識をもっていくことは必要なことだと思っております。精神部会の中でもテーマとして取り上げていきたいと思います。